台北3泊4日男3人旅|50代が楽しんだ食事・夜市・ポーカー

旅行

大人になると、男同士で旅行する機会は意外と少なくなる。

仕事がある。
家族もいる。
それぞれに予定もある。

だからこそ、男3人で台湾へ行くことになった時点で、すでに少し楽しかった。

今回の旅でやりたいことは、かなりはっきりしていた。

美味しいものを食べる。
ポーカーをする。
現地の友人に会う。

有名な観光地を全部回りたいわけではない。
分刻みの予定表もない。

台湾に着いてからは食べ歩き、海外のポーカートーナメントTMTに挑戦して入賞。現地の友人と夜市へ行き、花火を見て、バーで台湾ウイスキーを飲んだ。

そして最後は、時限式ポーカーでまさかの徹夜。

書き出してみると、ずいぶん遊んでいる。

でも帰国して写真を見返していると、楽しかったのは食事やポーカーだけではなかったことに気づく。

タクシーの運転手のちょっとした優しさ。
街で感じた居心地の良さ。
現地の友人と歩いた夜市。
男3人でくだらない話をしながら過ごした時間。

大人の旅は、何を見たかより、誰とどんな時間を過ごしたかの方が残るのかもしれない。

今回の台湾は、そんなことを感じた旅だった。

男3人、台湾へ行く

大人になると、友人と旅行するだけでも少し特別なイベントになる。

学生の頃なら、時間だけはあった。

社会人になると、それぞれ仕事があり、家庭があり、予定がある。

「台湾行こうか」と話すのは簡単でも、本当に3人で飛行機に乗るところまでいくのは意外と難しい。

だから、台湾に着いた時点ですでに少しテンションが上がっていた。

今回は、観光名所をいくつ回るかにはあまり興味がなかった。

食べたいものを食べる。
ポーカーをする。
現地の友人に会う。

基本的にはそれだけだ。

朝から晩まで予定を詰め込む必要もない。
疲れたら休む。
面白そうなものを見つけたら寄ってみる。

やりたいことをやって、食べたいものを食べる。

若い頃は、海外旅行に行くと「せっかく来たんだから」と予定を詰め込みがちだった。

今はむしろ、予定にない時間の方が面白かったりする。

台湾に着いて早々、そんな旅が始まった。

台湾に着いたら、とにかく食べる

台湾に来たら、やはり食べたい。

今回もよく食べた。

小籠包、魯肉飯、海鮮、夜市の料理。
そして台湾ビール。

まずは定番の鼎泰豐へ。

店の前には大勢の人が待っていた。
海外まで来て行列に並ぶのか、と少し思う。

でも、蒸籠のふたを開けて小籠包が出てくると、そんなことはどうでもよくなる。

やっぱり、うまい。

有名店には有名店になる理由があるのだろう。

でも、台湾で面白かったのは有名店だけではない。

むしろ記憶に残っているのは、街を歩きながら入ったローカルな店だったりする。

店先に並んだ料理を見ながら、

「これ何だろう?」
「とりあえず食べてみる?」

そんな感じで注文する。

テーブルに料理が並び、台湾ビールを開ける。

男3人なら、店選びもそれほど難しくない。

「ここ、うまそうじゃない?」

だいたい、それで決まる。

旅先では、不思議と普段よりよく食べられる。

さっき食べたばかりなのに、少し歩くとまた何か食べたくなる。

「次、何食う?」

そんな会話を何度したか分からない。

若い頃の旅行では、「せっかく来たのだから、あそこも見なければ」と観光地を詰め込んでいた気がする。

今回は違った。

観光地を一つ飛ばしても構わない。
美味しそうな店を見つけたら入ればいい。

旅行でまで、予定通りに生きる必要はない。

何を食べたかも覚えている。

でも、それ以上に覚えているのは、男3人で「うまいな」と言いながら食べていた時間だったりする。

台湾まで来て、ポーカーをする

今回の台湾旅行には、もう一つ大きな目的があった。

ポーカーだ。

日本でもポーカーをするようになってから、海外のトーナメントにも出てみたいと思っていた。

今回参加したのが、台湾で開催されていたTMT。

海外のポーカールームに入ると、普段とは少し空気が違う。

周りから聞こえてくる言葉も違う。
プレイヤーの雰囲気も違う。
ディーラーとのやり取りにも、最初は少し緊張する。

でも、テーブルに座ってカードが配られると、不思議といつもの世界になる。

ベットする。
相手を見る。
考える。
降りる。
勝負する。

言葉が完全に通じなくても、ポーカーはできる。

カードとチップがあれば、国籍も年齢も関係なく同じゲームを楽しめる。

海外で実際にプレーしてみて、改めてポーカーの面白さを感じた。

気がつけば、台湾で朝までポーカー

TMTでポーカーは終わらなかった。

台湾では、一定の時間プレーを楽しむ「時限式」のポーカーにも参加した。

最初は、軽く遊ぶつもりだった。

「せっかく台湾まで来たんだから、ちょっとやってみよう」

それくらいの感覚だったと思う。

ところが、ポーカーというゲームは始めると時間の感覚がおかしくなる。

もう少し。
あと少し。

そう思っているうちに、夜がどんどん深くなっていった。

そして気がつけば、朝だった。

台湾まで来て、まさかの徹夜である。

冷静に考えると、何をやっているんだろうと思う。

海外旅行に来ているのだから、早く寝て翌朝から観光した方が正しいのかもしれない。

でも、そのときはそんなことを考えなかった。

ただ、面白かった。

大人になると、「明日のこと」を考えて行動することが増える。

明日仕事だから。
明日予定があるから。
疲れるから。
無理しない方がいいから。

それは当然だし、普段はその方がいい。

でも旅先くらい、たまには明日のことを忘れて遊んでもいい。

時間を忘れるほど何かに夢中になること自体が、いつの間にか貴重になっていた。

ポーカーを終えて外へ出ると、台湾の街はもう朝になっていた。

眠い。
体も重い。

「さすがにやりすぎたな」と思う。

それでも、少し笑ってしまう。

あの朝のことは、普通にホテルで寝ていたら絶対に覚えていない。

旅の思い出というのは、案外こういう「ちょっと無茶した時間」からできていくのかもしれない。

現地の友人と歩いた台湾の夜

今回の台湾旅行では、現地の友人にも会うことができた。

一緒に夜市へ行った。
台湾の料理を食べた。
街を歩いた。
花火を見た。
そしてバーにも行った。

観光客だけで歩く台湾と、現地に暮らしている人と一緒に歩く台湾は、少し違って見える。

ガイドブックを見ながら「次はここへ行こう」と移動するのではない。

話しながら歩いて、気になるものがあれば立ち止まる。
美味しそうなものがあれば食べる。

そんな時間が心地よかった。

夜市は、とにかく人が多かった。

食べ物の匂い。
店から聞こえてくる声。
行き交う人たち。

いかにも台湾らしい賑やかな夜だった。

そして、その夜に見た花火が妙に印象に残っている。

花火を見るために台湾へ行ったわけではない。
旅の目的でもなかった。

だからこそ、よかったのかもしれない。

旅先では、予定していなかった出来事の方が記憶に残ることがある。

その後はバーへ行き、台湾のウイスキーを飲んだ。

食べて、歩いて、飲んで、話す。

特別なことをしているようで、やっていることは意外と普通だ。

でも、その普通の時間を海外で、現地の友人と過ごしていることが楽しかった。

若い頃の海外旅行では、「どこへ行ったか」が大事だった気がする。

有名な観光地へ行って、写真を撮って、また次へ行く。

今回の台湾旅行で残ったのは、少し違った。

どこへ行ったかより、誰と何を話して、どんな時間を過ごしたか。

場所の記憶に、人の記憶が重なったとき、その街は少し特別になる。

台湾にまた行きたいと思う理由の一つは、きっとそこにある。

台湾で一番印象に残ったのは、人の優しさだった

食事も美味しかった。
ポーカーも楽しかった。
夜市も花火も印象に残っている。

でも、台湾から帰ってきて意外と強く残っているのが、人の優しさだった。

特に覚えているのが、タクシーの運転手だ。

海外でタクシーに乗るときは、多少身構える。

行き先はちゃんと伝わるだろうか。
遠回りされないだろうか。
料金は大丈夫だろうか。

そんな小さな緊張がある。

ところが今回の台湾では、タクシーに乗っていて嫌な思いをすることがほとんどなかった。

むしろ、こちらが日本人だと分かると、親しみを持って接してくれる運転手もいた。

言葉が十分に通じなくても、何とかこちらの意図を理解しようとしてくれる。

ほんの短い時間のやり取りなのに、それだけで旅先での緊張が少しほどける。

もちろん、数日旅行しただけで「台湾の人はみんな優しい」と言い切ることはできない。

それでも、今回自分たちが出会った人たちからは、何度も親切さを感じた。

タクシーだけではない。

店でも、街でも、日本人だからと身構えるような感覚が少なかった。

街全体に、日本人が過ごしやすい空気があるように感じた。

観光地が素晴らしい。
食事が美味しい。
ホテルが快適。

それも、もちろん旅の満足度を左右する。

でも「またこの国に来たい」と思わせる最後の理由は、案外、人なのかもしれない。

道を教えてもらったこと。
笑顔で対応してもらったこと。
タクシーの中で交わした、ほんの少しの会話。

一つ一つは、大きな出来事ではない。

だから写真にも残っていない。

でも帰国してから思い出すのは、そういう場面だったりする。

旅先で受けた小さな親切は、そのままその国の記憶になる。

台湾を好きになった理由を聞かれたら、美味しいものやポーカーと一緒に、「人が優しかったから」と答えると思う。

大人の旅は、何をしたかより誰と過ごしたか

台湾から帰ってきて、旅を振り返ってみた。

小籠包を食べた。
夜市を歩いた。
TMTに出て入賞した。
時限式ポーカーで朝まで遊んだ。
花火を見た。
バーで台湾のウイスキーを飲んだ。

書き出してみると、かなりいろいろなことをしている。

どれも楽しかった。

でも不思議なことに、時間が経ってから思い出すのは、その間にあった何でもない時間だったりする。

男3人で歩きながら話していたこと。
「次、何食う?」と店を探していたこと。
ポーカーの結果についてあれこれ話したこと。
現地の友人と過ごした夜。
タクシーの運転手との短いやり取り。

旅の思い出は、観光地と観光地の「間」にあるのかもしれない。

大人になると、旅行にも少し贅沢ができるようになる。

いいホテルに泊まる。
美味しいものを食べる。
移動で無理をしない。

それも大人の旅の良さだと思う。

でも今回の台湾で一番面白かったのは、そういうことではなかった。

好きなことをして、気の合う人たちと笑って、時には少し無茶をする。

大人になっても、こんな遊び方をしていいんだ。

そんなことを思えたことだった。

人生の一周目では、旅行にもどこか「正解」を求めていた気がする。

有名な場所へ行く。
名物を食べる。
記念写真を撮る。

でも二周目は、もう少し自由でいい。

行きたいところへ行く。
会いたい人に会う。
好きなことをする。

そして、面白ければ予定を変えてしまえばいい。

何をしたかより、「また行きたい」と思える旅だったか。

それくらいが、旅の答えでいいのだと思う。

台湾には、また行きたい。

次はもう少し落ち着いた旅にしようと思う。

たぶん、無理だろうけれど。

海外旅行は、若い頃とは違った楽しみ方ができるようになった。そのことについては、こちらの記事にも書いています。
→ 50代から海外旅行がもっと面白くなる|若い頃とは違う大人の旅の楽しみ方

9月から10月初旬の天候については、こちらの記事でも考えています。

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